空調設備事業本部
リニューアル事業部

K.F2020年入社

創生デザイン学科出身。現在は、空調設備工事における施工管理と施工図面の作成を担当。

東日本支社
空調設備技術部

K.H2014年入社

機械工学科出身。現在は地域のお客様との打ち合わせから設計、現場調査、積算、施工管理などを担当。

西日本支社
電気設備技術部

O.M2020年入社

建築学科出身。現在は、受配電設備や中小工事(電気工事)の施工管理と施工図面の作成を担当。

※2023年2月時点の所属部署・役職名です。

テーマ

クロストーク×女性技術者

最近では施工管理の現場でも女性技術者の姿を見かけることも増えており、当社でも多くの女性技術者が活躍しています。
ここでは、当社の女性技術者に集まってもらい、仕事の醍醐味やワークライフバランスなどについてリアルに語ってもらいました。

学生時代に学んでいたことや当社を志望した理由は?

K.F

大学ではデザインを専攻しました。地域を活性化するためのワークショップを企画し、卒業研究では地元の伝統工芸品である“南部菱刺し”について、歴史を調査して実際に自分も作品づくりをしていました。

W.K

“南部菱刺し”って初めて聞きました。ご出身は?

K.F

青森県です。“南部菱刺し”は刺し子の技術で、日本三大刺し子の一つです。

W.K

どうして当社を志望したの?

K.F

ものづくりに関わる仕事がしたかったのと建築系に興味があったからです。さらに入社後の研修期間が1年あることから、施工管理をイチから学べる環境に魅力を感じました。

W.K

建築に興味があったんですね。私も建築を一通り学んできました。一番好きだったのが建築環境工学で、それこそ電気の光り具合や配管などに興味があったので、空調や電気設備の強い会社で学んだことを活かせるかなって。

O.M

実は、私も建築学科で近代建築の研究に取り組んでいました。出身はミャンマーで、日本語に興味があったことから大学生になって来日しました。幅広い総合設備のエンジニアリング企業で技術力を高めたいと入社しました。

K.H

私だけ皆さんと違いますね。大学では、機械工学科で「卵巣凍結」について研究していました。新しい研究テーマで、前例がないことに対してチャレンジしてみたかったんです。

W.K

卵巣凍結の研究ってすごいですね。なぜ当社を志望したんですか?

K.H

鉄道や飲料メーカーも調べたけど、私がやりたいことじゃないかなって。そんな時に生産設備の仕事を知ったんです。人の役に立つなど社会貢献度の高い仕事に感銘を受けましたし、お客様や先輩社員、協力会社の方々とコミュニケーションを取りながら完成させていく達成感のある仕事だと感じたからですね。

施工管理の仕事をするうえで大切なことは?

K.F

私はまだ入社3年目ですが、施工管理の仕事はさまざまな分野の作業員の方々と協力していくので、コミュニケーションが大切だと思っています。大学では地域交流型の授業が多くて、たくさんの人たちと協働しながら進めていたのですが、その点は役に立っています。

W.K

そうそう、コミュニケーションって一番大切だよね。しっかりと会話しないと作業員の方々に指示もできないので。

K.F

自分が分からないことも多いので、「これって何に使うのですか?」など、こちらから質問することで会話する機会を増やそうと努力しています。

W.K

真面目に仕事してますね〜!私は、世間話から。「最近、髪切りました?」とか(笑)そうすることで、お互いに話しやすい関係性を築いておくようにしています。あとは気遣いかな。

K.H

私は、どんなに仕事が忙しくても必ず一緒に休憩するようにしています。

W.K

すごい!

K.H

ジュースを持って、作業員の方々といつも会話しています。

O.M

私も一緒です。休憩の時に話すことで皆さんと早く親しくなれるので。

W.K

最初の頃は「作業員の方々って、とても怖いんじゃないか?」って思って萎縮してたんですが、皆さんとても優しいよね?

K.F

はい!

W.K

ちょっと怖そうな身なりをしていても、「チョコレートあげるよ」とか言っていただいたり、私が女性だからかもしれないですけど男性社員よりも優しくしてくれる気がします(笑)

O.M

私も、「ここは危険だよ」と言ってもらいました。

K.H

でも、最近は女性の作業員の方も増えてきたよね?

W.K

けっこう見かけるようになりましたね。

K.H

O.Mさんのように「ここ危ないよ」って言ってくれるのも、私たちが女性だからこそですよね。気を遣っていただくこともありますし、多少意見がぶつかっても職人さんだから切り替えが早いのも特徴ですよね。

W.K

「分かりました。ところで…」みたいな。本当に、現場の皆さんは親切で優しいです。

当社の働く環境や福利厚生は?

K.H

私は2014年入社なんだけど、本当に時代が変わったなって思いますね。一番は、働き方改革。私が入社した時は残業がとても多くて最盛期でしたね。でも、今は残業することが制限されていますし、男女関係なく仕事もプライベートも大事にしたいという方が増えていますよね。

W.K

私、2017年入社なんですが、私の年ぐらいから働き方改革って言い始めた気がします。K.FさんとO.Mさんが入社した時はもっと変わったよね?

K.F

そうですね。私は残業時間や休日がどれだけあるか気にしながら会社を選んだりしていました。最近の就活生もけっこう重要視しているんじゃないかと思います。

O.M

私も残業時間とさらに福利厚生についても気にしていました。

K.H

福利厚生については私も気にしましたね。入社当時は、結婚する予定はまったくなかったんですが、子どもを授かってからはありがたみを感じています。

W.K

お子さんはおいくつですか?

K.H

4歳で、育休は1年取りました。もっと取っても良かったんですが、ちょうど年度変わりで保育園に入園しやすい時期が重なったので復職しましたね。最近は、男性社員の方も育休を取得するのが当たり前になったのも時代かなって思います。

W.K

復職される時、不安はありました?

K.H

ありました。実は、東日本支社の女性技術社員の中で私が初めての育休取得者だったので、復職して時短制度を利用することで周りからどのように見られるか不安はありました。けれども全然問題なかったです。逆に、時間内に業務を終わらせられるように仕事に集中できるようになって良かった面もあります。一昔前なら、帰りづらさもあったかもしれませんけど。

W.K

私は、いつも「帰るぞ!」という強い気持ちを持つようにしています。「私が帰れば、皆さんも帰りやすいだろう」って。さらに今は在宅勤務もできるようになりましたので、現場が終わったら家で施工図面を書いたりできるのもいいよね。

O.M

はい、今の現場は15時に終わりますので、私もホテルや自宅で作業しています。

W.K

K.Hさんは時短しながら現場に出ているんですか?

K.H

現場は朝8時から17時だけど、私は9時から16時まで。作業員の方々にもご理解いただいていて、「お子さん元気?」「そろそろお迎えの時間でしょ?」とか優しく言ってもらえてうれしいですよ。本当に感謝です。

W.K

育児と仕事の両立はどうしてますか?

K.H

私、もともとすごく考えちゃう性格で、次の日も引きずってしまうタイプだったんです。でも、作業員の方々から「その日のことは次に持ち越さない」ということを学んで、それからは不安なことは持ち帰らないように気持ちを切り替えるようにしています。

W.K

私、最近思っていることがあって、女性技術者同士でもっと交流会があるといいなと思っていて。意見し合うことも大事ですが、同じ立場同士の社員が集まって「こういうことってあるよね〜」って共感するだけでいいと思うんです。解決は自分でするけど、聞いてもらいたい時もあるんですよね。

O.M

私も賛成です。お悩み相談会のようなものがあるとうれしいです。

K.F

話を聞いてくれるだけでもありがたいですよね。

仕事の魅力ややりがいは?

K.F

今は施工管理をしながら、設計にも携わらせていただいていますが、自分で作成した施工図面によって現場ででき上がっていく工程を見られるのがすごくうれしいです。ものづくりがしたくて当社に入社しましたが、すぐに実現しました。

O.M

私もK.Fさんと一緒です。自分で書いた施工図面が形になることに達成感があります。

W.K

設計ではお客様のご要望を伺えることが楽しいです。普段利用しているからこそご要望が出てくるので、建物がどのように使われているか、その建物にはどんな機能が必要かなど、新しくいろいろなことを知る機会になります。現場では、ものができる工程を体感できることと、お客様や作業員の方々とおしゃべりできること。おしゃべりは次の仕事につながることが多いですし、皆さんいろいろな情報を知っているので楽しいです(笑)

K.H

私もお客様と直にお話できるところ。仕事の話以外でも雑談することで名前を覚えてもらえますし、また、一つの工事が終わった後の達成感にやりがいを感じます。

W.K

私、男女の違いはあっても仕事の能力に大差はないと思っていて。ただ、お客様向けの資料をまとめたり、綺麗にレイアウトした施工図面を書くのは女性技術社員のほうが上手なのかなと思うことがあります。それは優劣でもなんでもないですが、女性としての人生経験や女性の視点を会社に提供できるのは良いことだなって思います。

K.H

分かる、分かる。本当そうですよね。

O.M

私もほかの人が見やすいように心掛けています。

K.F

昨年から施工図面に携わりましたが、最初はとりあえず図面を作成するだけで精一杯だったのが、最近は配色にも気を使うようになりました。

K.H

K.Fさんの言うように、私も実際に上司から「見やすく配色されていて、分かりやすいね」と褒めてもらったことがありました。自分では気にしていなかったんですが、そういうところが女性ならではかもしれませんね。

当社を志望する方へのメッセージ

K.F

女性技術社員がまだ少ないのが現状ですが、女性だからこの仕事はできないということはまったくありません。この仕事に関わってみたいと思ったら、性別に関係なく説明会やインターンシップに積極的に参加していただいて、当社の雰囲気などを肌で感じてみてください。

O.M

研修期間中に3回の現場実習がありますので、いろいろな部署を見ていただいて自分に合う仕事を見つけてもらえればと思います。無事に完工すると達成感が得られるやりがいのある仕事ばかりです。

W.K

男性社員が多いですが、それを逆手にとって好きなことをしてください。性別という理由で避けられる仕事は社会的にもなくす方向になっていると思います。もちろん、現実問題としては身体能力で男女の差はありますので、そこは思いっきり頼りましょう。適材適所で行きましょう。当社はいい人が多いので、のびのびと好きなように働けます。

K.H

今回、こうして皆さんが集まっているように、当社も女性技術者としての実績が増えてきました。仕事の選択肢も増えてきましたので、自分のしたいことは何か、目指すものが何かを選ぶことができます。現場で経験を積むことも結婚して子育てしつつ復帰することもできます。それと、自分一人では成長できませんので、周りの方とたくさん会話してほしいですね。分からなければ教えてくれる人がたくさんいます。そして、周りの方への感謝を忘れずに自信を持って女性技術社員として実績を作っていってほしいです。

W.K

本当にそうですね。当社は女性技術社員がまだ少ないので、逆に言えば可能性が広がっていますよね。今日もお話をしながら皆さんすごく仕事ができそうだなって思っていて。自身の可能性を広げていく、女性技術社員としての可能性を広げていくという意味でもぜひ当社に入社してもらい、一石を投じてほしいですね。

K.H

それと、せっかくなのでここにいる皆さんも、何かあればいつでも相談してください。私が力になれることがあるかもしれませんので。

W.K/K.F/O.M

ぜひ!ありがとうございます。

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