電気設備事業本部
社会インフラ事業部
マネージャー

Y.S1997年入社

電気電子工学科出身。数学が好きで大学では微分・積分のプログラムを作成。多様性があり人が財産という社風が自分に合っていると考え入社。

電気設備事業本部
社会インフラ事業部
主任

N.M2009年入社

電気工学科出身。学生時代の研究テーマは「コイルに発生する渦電流損失について」。設計から施工管理まで携われる環境に魅力を感じて入社。

電気設備事業本部
社会インフラ事業部
主任

J.K2009年入社

電気電子工学科出身。学生時代は擬似ZnTe基板結晶のクラッキング水素による表面処理を研究。施工管理の仕事に興味を持ち、形に残る仕事がしたいと入社。

電気設備事業本部
社会インフラ事業部

W.I2021年入社

インテリアデザイン学科出身。学生時代は建物の外観・内観のデザインについて学び、社会貢献につながる仕事がしたいと入社。

※2023年2月時点の所属部署・役職名です。

テーマ

クロストーク×技術部・同部署対談

最近では、リモートによるオンライン会議も増え、残業も少なくなるなど当社の技術職の働き方や人財育成についても大きく変化しています。
ここでは、同じ部署の上司や主任、そして若手社員に集まっていただき、技術職として当社で働くメリットなどについて語ってもらいました。

担当されている業務と役割は?

Y.S

上下水道普及率96%と世界トップクラスである日本において、私たちは東京都の水処理プラント設備を老朽化から守り、最適な設備へ再構築する設計・施工に携わっています。東京都では大きく4つの地区に分けて担当を振り分けており、地区名でいうと大田区、港区、多摩川流域沿い、残りが東京23区となっています。私は、技術部マネージャーとして13人のグループ員のマネジメントとお客様との商談、設計、施工管理を行っています。

J.K

私は、東京都下水道局の大田区で工事責任者兼設計者および地区リーダーを担当しており、複数の工事を管理しています。

N.M

私は、23区の地区リーダーとして電気設備工事を担当しています。施工図面の作成やケーブル接続部などの設計業務、現場での協力会社さんへの施工指示、安全管理などに携わっています。

W.I

私もN.Mさんと同じく23区に常駐し、工事責任者補佐や施工管理を担当しています。

Y.S

私たちは東京都がメインですが、メンバー全員が現場に常駐しています。そのためオンラインでの定例会議が中心となりますが、月1回は皆さんに会いたいので月の3分の1くらいは各地を回っていますね。

J.K

いつもY.Sさんが現場に来るのを待ちわびています。進捗確認や今抱えている問題も気軽に相談できますし、Y.Sさんは頼りになる存在です。

N.M

私も行き詰まった時は、リモートでY.Sさんに相談できるのですごく有り難いです。

技術部門の職場の雰囲気は?

W.I

この部署に配属されてまだ1年経っていませんが、私が感じているのは団結力がある組織だなという点と、若手社員の教育にとても力を入れていることです。4つの地区に分かれていますが、誰に相談したらいいかも明確ですし、困ったことがあれば何でも相談できる雰囲気があります。また、2週間ごとに勉強会が開催されていますので、その場でも指導いただけることや、現場では世話役として私を指導してくださる年次の近い先輩社員がいますので、その人のやり方を見ながら勉強させていただいています。

N.M

W.Iさんは、「分かりません、どうしたらいいですか?」と聞くのではなくて、「こうしたらいいと思うのですが」というように自分の考えや意見をしっかり伝えてくれるので、指導しやすいですよ。

W.I

普段言われたことがないので、ちょっと照れますね…

J.K

そうそう、W.Iさんが研修期間中の現場実習の際に私のところにやって来たんですよ。そこで初めて会って、コミュニケーション能力が高くていいなと感じました。部長に「ぜひウチに欲しいです!」とプッシュしたら、本当に来てくれて「やった!」と思ったんです。

W.I

え?!初めて伺いました。

Y.S

私がW.Iさんと初めて会ったのも、J.Kさんの現場を訪れた時。新入社員ということもあって皆さんが緊張している中で、W.Iさんはあまり緊張していないというか、いい意味で自然体だなという感想を持ちましたね。その時の研修の様子をJ.Kさんが報告書にまとめてくれたのですが、W.Iさんのことも書かれていて所属してもらえることになりました。ただ、残念なことにJ.KさんではなくてN.Mさんの地区に配属されてしまいましたが、いろいろな経験をすることも大切ですので、結果的に良かったと思いますね。

W.I

ありがとうございます。

J.K

私の現場に実習に来ていた時はよく指導したんですが、今はできるようになった…のかな?きっと成長していると思います。

W.I

いやいや…

N.M

W.Iさんはまだ2年目ですからね。今はできないことがいっぱいあるのは当たり前だし、目の前のことで精一杯かもしれませんが幅広くいろいろなことにチャレンジしてもらいたいですね。

Y.S

N.Mさん、J.Kさんを含んで4人の地区リーダーがいますから。その4人はリモート会議を頻繁に行いながらいろいろな情報共有をしていますし、W.IさんはN.Mさんと同じ地区にいますので、どんどん相談に乗ってもらったらいいと思います。

W.I

はい!

後輩や部下を指導する際に心掛けていることは?

J.K

私が心掛けているのは、自分の中の当たり前を押し付けないように意識しています。「普通はこうだよね」と思ったとしても、その人にとっては初めてのことですから。それと、依頼したことを理解しているか途中段階でフォローすること。「分かりました!」と返事はすごく良くても、もう一度確認すると意外と理解していないこともあるので。

N.M

私もほぼJ.Kさんと一緒ですね。若手に依頼したものは初めて携わることばかりなので、どうしても時間がかかってしまいます。そのため途中でフォローを入れておく。それと、一つひとつのことについて自分で考える時間をできるだけ与えられるように心掛けています。

W.I

いつもありがとうございます。

Y.S

私は、「人に教える行為が自分の成長に大きく役立つ」と思っています。J.KさんとN.Mさんとが話しているように、地区リーダーは彼らなりの考え方や育ってきた環境があります。W.Iさんを指導するにしても、研修の時はJ.Kさん、現在はN.Mさんが現場で教えてくれているんだけど、人に教えるとなると必ず自分も復習しますので、自分で学んで人に教えることを繰り返してほしいですね。W.Iさんも近いうちにおそらく勉強会で自分が与えられたテーマについて発表する立場になります。すると自分で調べなければならないのでとても勉強になります。逆に、私たち上司のほうも怖いんですよ。皆さんに聞かれて分からなかったら、「え?知らないの?」という顔をされちゃうかなってドキドキしています(笑)

W.I

いや、もう本当にありがとうございます。私の立場からするとY.Sマネージャーと関わる仕事は限られてきますが、仕事で困ったことや悩み事をいつも気軽にお話しできるので、J.Kさんも仰っていましたがすごく頼りになる存在です。

N.M

本当にそうですね。私たちが問題を起こしてしまったらY.Sさんが一番に駆けつけてくれて、問題を一緒に解決してくれますので。

J.K

自分が一杯一杯になって頭の中で整理ができない時は、Y.Sさんと話すことでだんだんと整理できますし、安心感も与えていただけるなど本当に信頼できる上司です。

Y.S

私も皆さんと同じだったんですよ。本当に困った時に駆けつけてくれる上司や相談に乗ってくれる上司がいましたし、自分が何をすればいいのか道を示してくれる。J.Kさんが言ってくれたように、「整理してくれる」というのが私も近かったかな。ただ、私が入社した頃の建設業界は体育会系のような感じでしたけど。今はまるで変わりましたね。

J.K

私たちが入社した当時も、「見て覚える世界」でした。今は勉強会も充実しているので時代が変わっている感じがします。

N.M

当時は、「これやってみて」と仕事を依頼されても全然分からなかったですよね。自分で調べながらやっていると時間がかかって残業も多かったのですが、今は働き方改革もあり、簡単に教えるわけではありませんが導くような指導をするようになっています。

Y.S

才能って勝手に育つのだけど、スキルはある程度時間をかけながら手を差し伸べないと伸びてこない。だから、W.Iさんはちょうどいい環境にいますよね。この点は会社としてもかなり改善されていますよね。

技術職として当社で働くことのメリットは?

W.I

私は仕事の経験をそんなに積んでいませんが、設計から施工まですべてに携われるのは大変な反面、終わった時の達成感は技術職しか味わえないものだと思います。自分の仕事が社会貢献につながっているのは大きいです。

N.M

技術職なので自分のスキルを出したいという人も多いかもしれませんが、自ら立案した配置や電路を実際に施工まで携われて、完成した姿を見られるのはやりがいですね。また、多くの協力会社の方々と接することで自分のスキルアップにもつながります。

J.K

メリットとしては、個人の力で解決することは少なく、組織の力を自分の力にすることによって確実にステップアップできることです。それと、入社を希望する人は、皆さんそれぞれ重要視していることがありますよね。自分の力を伸ばしたいとか、技術職となるとお堅いイメージがあるので風通しの良い会社がいいなとか。私もそう思いながら就職活動しましたが、実際に入社してみると⼊社前とのギャップはほとんどありませんでした。13年経った今でもそう思っています。

Y.S

建築業界の技術職なのでどうしても工業系が中心となりますが、当社を志望される方もだんだんと多様化していますね。最近は、「そもそも、なぜ当社を選んだの?」という会話をスタートすることから始まることが多くなりましたし、特定の学問に寄らなくても全然いいなというのが個人的な意見です。もちろん建設業特有の資格が必要になりますが、W.Iさんも1年間の研修期間中に取得していますから。ちゃんと合格できるし、そのために会社がバックアップしてくれますので。

W.I

次は、一級電気施工管理技士の取得を目指しています。

Y.S

私は工業大学出身ですが、もっと多様な人が当社の門を叩いてくれたら、会社もどんどん変わってくるのではないかと思います。W.Iさんのようなパイオニアとなれるような人が、この先いろいろな経験によって輝き出すとうれしいですし、彼には新たな時代のモデルケースになってほしいですよね。

W.I

1年間の研修期間があったからです。私は知識がない状態で入社しましたが、いろいろなことを座学で教えていただいたり、期間中に3回の現場実習があるのですが現場に行ったことで、「このような感じで仕事をしているんだな」と経験しながら資格の勉強に取り組むことができたのでとても良かったです。本当にあっという間の1年でした。

Y.S

これからの建設業は敬遠されるのではなく、選ばれる業界になると感じています。私の時代はポケベルもないような時代でしたが、現在ではITの進化とともに設計や施工のスピードも飛躍的に速くなり、エンジニアが自分をアップデートする能力をこれまで以上に求められるようになりましたね。経験がものをいうと教えられた時代から、リモートで常に相談し学ぶことのできる新しい施工管理の時代になっています。ですので、いろいろな分野を学んできた方に当社を希望してもらえたらうれしいですね。

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