決め手は女性技術職として活躍できること

学校では5年間建築や土木に関する勉強をしていました。4年生の時に建築コースに進み、5年生で意匠設計に関する研究に取り組んでいたことから、卒業後は戸建て住宅を設計する仕事を志望していました。しかし、就活を進める中で考えが変わり、福利厚生が充実していることや同じ学校の先輩が採用されている会社に絞っていきました。そんな時タイミングよく富士古河E&Cに勤務しているOGの方から話を伺える機会に恵まれたのがきっかけです。女性技術職として活躍できる環境や入社後に1年間の研修がある点に魅力を感じて当社を志望しました。

入社1年目の現場実習では、病院の増築工事現場に行かせてもらいました。その現場にいた女性技術職の先輩にとても良くしてもらい、クリーンルームなど高い水準の空調衛生づくりに取り組んでいる姿を見て、私もやってみたいと空調設備事業を希望しました。

空調衛生を高いレベルで維持し続ける

現在は、栃木県にある製薬工場に常駐して空調設備の改修工事やメンテナンス業務を行っています。製薬工場は空調衛生や温湿度条件、室圧などに対して高いレベルの基準値が定められており、さらに医薬品を製造するルーム、包装梱包するルーム、実験や研究するルームごとに基準値が異なるなど空調に求められるレベルはとてもシビアです。それぞれの棟に備えられている空調設備が正常に作動しているか一つ一つ確認し、設備に不具合が見つかればお客様と打ち合わせして部品交換や改修のための見積り作成、工事の段取り確認、完工までの業務を担当します。メンテナンス業務、改修工事どちらも工場が稼動している中で作業しなければならないことから空調を止める時間をお客様との間で設定し、その時間内に復旧作業を行います。

年末年始に実施した工事用ボイラーの更新

入社3年目に初めてボイラーの撤去・更新工事の計画を担当しました。ボイラーとは部屋の湿度を保つためにガスを使って蒸気をつくる設備です。

水が必要となることからボイラーの設置には配管工事、自動制御工事、機器設置工事、配管の温度を保つ保温工事、燃焼によって生じる煙をダクトにつなぐ煙導工事、電気工事など複数の関連業者の協力が必要になります。また、ボイラーを停止する工事は年末年始の数日間しかタイミングが無いことから相当なプレッシャーがありましたが、想定されるリスクを社内で出し合い関連業者と段取りを何度も確認して工事に臨みました。頼もしい先輩や作業員の方々にたくさんの助言をもらい、大きなトラブルもなく無事に完工した時はうれしかったというより、ほっとしました。周囲の人を巻き込む力や技術、知識を吸収できた経験だったと感じています。

女性が働きやすい職場づくりを推進中

工場内の事務所に常駐している社員は7人で私が一番後輩となります。まだまだ経験や知識が浅いことから小さなことでも先輩や上司に相談しながら進め、アドバイスをもらいながら業務の範囲を広げていくことを心掛けています。そして将来、結婚して出産や子育てをすることになっても施工図面の作成や予算管理など施工管理の業務に関わっていきたいと考えています。実際に子育てをしながら現場業務に従事している女性技術職の先輩もいますので、私も同じように仕事と私生活を両立することが目標です。当社は技術職に限れば女性はまだ少ないですが働きにくさを感じたことはありません。全国の女性技術職が集まって意見交換する場が設けられるなど、女性が働きやすい職場づくりを推進していますので安心して当社を選んでもらえればと思います。実際に働いている人の声を聴いてみてください。私が当社と縁があったように、皆さんにも就活での努力が報われるような素敵なご縁がありますように!

休日の過ごし方

キャンプが好きなので、休日は友人や事務所の先輩たちとキャンプに行ったりしています。山奥にテントを張ってご飯を作って寝泊まりして、朝日を浴びながらコーヒーを飲むなどゆっくりする時間が好きです。また、マイカーを購入したのでドライブも楽しんでいます。最近では栃木県の日光や茨城県の海浜公園などにも出かけました。

1日の主な過ごし方

8:30

現場朝礼、危険予知活動

8:45

工事受付、現場作業開始

10:00

小休憩

10:15

現場巡回

12:00

休憩、昼食

13:00

事務作業

14:00

お客様と打ち合わせ

15:00

事務作業、現場巡回など

17:00

現場作業終了の確認、お客様へ作業終了報告、夕礼

17:30

報告書や作業計画書等の作成

18:30

退勤

※現場によって始業・終業時間は異なります。

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