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工場の稼動に必須となる受配電設備

物理の授業で電気に興味を持ったことから大学では電気工学を専攻し、将来は学んだものを活かしたいと電気系に絞って就職活動を行いました。また、私は人と関わることが好きでしたので、工事の現場でいろいろな人と触れ合いながら仕事ができる環境に惹かれたことや、社会情勢に左右されずに生涯働けること、会社や人事の方々の雰囲気を見て、「風通しが良さそうな会社だな」と感じたことも当社を志望したきっかけです。

産業インフラ事業部は、鉄鋼、製紙、石油化学などの産業プラントに関わる受配電設備や各種制御・計装設備建設の計画から設備稼動まで、製造ラインの特性に合わせた設計・施工を行っており、私の部署は、その中で受配電設備に特化しています。工場のあらゆる場所で電気が必要となりますが、受配電設備とは電力会社から高圧の電気を受けていろいろな場所に分配する大本の電気設備となります。

完成を見届けられるのが現場の魅力

入社後、最初に配属された現場が宮城県にある鉄鋼メーカーの工場です。電気炉でスクラップを溶かして新たな鉄を作る工場の受配電設備に携わり、2008年4月から2009年1月までの間、お客様と作業員の方々の間に立ちながら施工管理を実施しました。もちろん、お客様や作業員の方々は私よりも年上でベテランばかり。若いからといって甘えられるわけではありませんので、施工図面や資料については間違いのないよう心掛けていました。ただ、もともと人付き合いが好きで当社を志望しましたので、休憩時間や昼食の時は趣味の話をしながら積極的にコミュニケーションを図るようにしていました。一見無口そうな方もこちらから心を開いて懐に飛び込むと喜んで会話してくれる作業員の方々が多かったです。何もないところから徐々に作り上げ、完成して設備が動いた時は非常に充実感がありますし、計画通りに施工してお客様にご満足いただくことにやりがいを感じました。

災害を受けた工場の復旧作業に努める

2011年3月に東日本大震災が発生し、私が最初に携わった鉄鋼メーカーの工場も海に面していたことから津波の被害に遭いました。その復旧作業をするため4月初めに現場確認に赴いたのですが、工場に着くまでの路上には車が散乱し、工場の内部には津波が押し寄せた跡がくっきりと残っていました。私たちが苦心して設置した設備も流されているなど悲惨な光景が目の前に広がっていたのです。まずは現場を把握し、交換しなければならない設備はすべて撤去して、新しい電気設備に交換していきました。

そして9月には復旧工事が完了。工場には顔見知りの方もたくさんいて感謝の言葉をいただいたのですが、何よりも生活のために立ち寄るコンビニやスーパーの店員の方から、「遠くからわざわざ来ていただいて復旧にあたっていただきありがとうございます」と感謝されたのが非常に印象に残っています。私たちは社会貢献につながる仕事をしているのだとあらためて実感しました。

商談活動など風上の業務を担う

現在は、主に商談活動を担当しており、現場調査や概算の見積りを作成し、お客様の要求事項に合わせたプランを提案します。そして、受注が決定すると初期計画・設計を実施して、後輩に現場を引き継ぎます。当社はメーカー系設備工事会社ですので、親会社である富士電機と商談段階からプロジェクトに携われ、計画から施工まで責任を持って担うことができるのは大きな魅力であり、お客様の思想に沿った工事を提供できることも強みとなっています。

お客様としては工場のラインを長い期間止めたくないので、どうしても納期がコンパクトになることが多く、年末年始やGWに作業が発生する場合もあります。しかし、その分やり切った時の充実感は大きいですし、会社としても案件が終了すると長期のリフレッシュ休暇を取得するよう推奨してくれます。産業インフラを支える仕事であり、人と関わることの好きな人、会社の枠を越えて大きな仕事をしたい人は、ぜひ私たちと一緒にチャレンジしてほしいです。

休日の過ごし方

長期休暇中は、家族でキャンプなどに出かけることが多いです。個人的にはゴルフが好きで休日の早朝などに練習しています。また、先日は人生で2回目となるフルマラソンにチャレンジして無事に完走しました。タイムとしては満足していないのですが、同僚の皆さんが応援に来てくれてうれしかったです。

1日の主な過ごし方

9:00

出勤、メールチェック、グループミーティング

9:15

業務(見積り、設計、工事計画、書類作成など)

12:00

休憩、昼食

12:45

業務再開

13:30

Webミーティング

15:00

業務(見積り、設計、工事計画、書類作成など)

17:30

退勤

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