富士古河E&C一期生として入社

実家が電気工事業を営んでいたことから、私自身も高校・大学と電気科を専攻していました。といっても、学生時代を振り返ると野球漬けの毎日で、高校は地元の強豪校に進学し、大学でも野球部に所属していました。卒業後も社会人野球を続けようと考えたこともありましたが、祖父や父と同じ電気設備工事の仕事に就こうと決意しました。就職活動当時の社名は古河総合設備でしたが、内線工事の施工管理を行っているため学んだ知識や資格を活かせることや、自分自身の技術力を高められることに魅力を感じて当社を志望しました。2009年に3社が統合し、私は、「富士古河E&C」としての新卒一期生で入社しましたが、1年間の研修を受けられて非常にありがたかったです。技術講習、現場実習、机上(CADなど)での講習、プレゼン教育など内容も充実しており、この時に知識や技術をしっかりと教えていただいたことで安心して現場に出ることができました。

都心部への送電に欠かせない地中送電

現在所属している地中送電部は、大手電力会社向けの地中送電設備の施工・保守ならびに一般民需向けの電力ケーブルの設計・施工を行っており、私は、特別高圧ケーブル地中送電設備の施工管理の担当者として安全・品質・工程・コスト管理に努めています。

そもそも電力を送るためには架空送電と地中送電方式がありますが、都市部や市街地では送電塔を建てる敷地や景観などの問題から地中に電力ケーブルを設置することが主流となっています。また、地中送電は自然災害の影響が少ないこともメリットの一つです。一方で、特殊な機材や工具を使用することや、路上規制を伴う工事が多いため、他のインフラ工事を請け負う企業との工程調整も必要になり、事前準備が特に重要となります。作業時間の制限が設けられている中で、もしトラブルが生じると即座に判断して対応することが求められますので、事前準備は入念に行い、余念のないよう気をつけています。

社会インフラを支える責任の大きな仕事

地中送電は字のごとく“地中”での工事が多いため、一般の方が目にする機会も少ないかと思います。しかし、私たちの工事は、発電所や変電所から送られてきた電気を大型商業施設、ビル、工場、鉄道などといった生活に必要な場所に送るための大切なインフラ工事となります。逆にいうと、万が一停電が発生した場合は市民生活への影響は計り知れません。品質を確保した工事を実施することで電気の安定供給につなげられるよう、縁の下の力持ちとして大きな責任とやりがいを持って業務にあたっています。

私自身、若手時代は業務を計画書通りに進めることに精一杯だったのですが、工事に関わるさまざまな方から、「この業務が何のためにあるのか」を丁寧に教えてもらったことで、一つひとつ作業の意味を考えながら取り組めるようになりました。また、地中送電工事には多くの作業員の方々の力が必要となります。お互いに密なコミュニケーションを取りながら進めなければなりませんが、その点では野球を通じて培った“チームをまとめる力”を発揮できているのではないでしょうか。

地中送電工事ならではの魅力とは

現在は、東京都新宿区における地中送電工事を担当しています。主要な幹線道路での作業となりますので、交通への影響をなるべく避けながら計画に沿って工事を進めています。地中送電の仕事は、プロジェクトが完工するまでにそれなりの期間が必要となりますが、道路規制をするため作業は時間内に終わり、残業も少なくメリハリを持って働くことができます。また、現場は都心部が中心なので交通アクセスが非常に良く、通勤に便利です。

勤続年数も10年を超え、次第に規模が大きく難しい案件を任されることも増えてきました。今後は、そうした自分自身の経験を後輩社員に伝えるとともに、より良い現場環境の構築に向けて取り組んでいきたいと考えています。また、自身のさらなるスキルアップにも努め、中間層として上下間をまとめる存在になることが目標です。当社は、技術はもとより人との関わりも非常に重要視されるため、人前で話すことが得意な方やリーダーシップを取れる方には最適な職場です。ぜひ一緒に日本のインフラを支えていきましょう。

休日の過ごし方

3歳と2歳の女の子がいますので、休日は子どもたちと公園などで遊ぶのが日課となっています。また、最近になって一戸建てを新築しました。子どもたちが過ごしやすいようにとリビングにこだわった造りとなっています。住み心地はとても良く、在宅ワークの際も落ち着いて仕事ができます。

1日の主な過ごし方

8:00

出勤、メールチェック

8:30

ミーティング、
リスクアセスメント危険予知、現地移動

9:00

作業開始(作業帯設置、ケーブル延線準備)

10:00

ケーブルドラム車設置

11:00

小休憩

11:15

ケーブル延線作業

12:30

作業終了、昼食

13:30

付帯作業、片付け

14:30

作業終了(作業帯撤去)

15:00

終礼

15:30

事務所に戻り日報や資料作成など

17:00

退勤

※現場によって始業・終業時間は異なります。

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